建築設計同人 匠才庵はこんな事務所|特色や強みを解説

沖縄の設計事務所・建築家-建築設計同人 匠才庵

設計事務所を選ぶ際、その事務所の特色や強みを知っていると、より自分に合った事務所を選びやすくなります。

ここでは、沖縄市の設計事務所である建築設計同人 匠才庵の特色や強みなどを紹介していきます。

所属する建築家

沖縄の設計事務所「匠才庵」スタッフ

與那覇 勝儀(よなは かつよし)

一級建築士/積算士/応急危険度判定士
略歴(タップで開く)
1974年沖縄県生まれ
1992年沖縄県立美里工業高校建築科 卒業
1992年
~1996年
県内の設計事務所勤務
1996年
~2000年
建築研究室 匠斎庵
2000年
~2003年
県内の設計事務所勤務
2003年
~2017年
スタジオグルーブ 代表
2017年
~2022年
ハナアトリエ 代表
2022年(株)建築設計同人 匠才庵 入所
2024年(株)建築設計同人 匠才庵 代表取締役就任

落合 隆文(おちあい たかふみ)

一級建築士/積算士/ヘリテージマネージャー/応急危険度判定士
略歴(タップで開く)
1982年宮崎県西都市生まれ
2005年琉球大学環境建設工学科 卒業
建築研究室 匠斎庵 入所
2024年(株)建築設計同人 匠才庵 代表取締役就任
沖縄在住25年目

屋良 直子(やら なおこ)

一級建築士
略歴(タップで開く)
1998年建築研究室 匠斎庵 入所

與儀 知江子(よぎ ちえこ)

一級建築士
略歴(タップで開く)
2003年建築研究室 匠斎庵 入所

渡嘉敷 美和子(とかしき みわこ)

二級建築士/積算士/応急危険度判定士
略歴(タップで開く)
2019年(株)建築設計同人 匠才庵 入所

建築設計同人 匠才庵の特色や強み

建築設計同人 匠才庵の強みや特色は以下の5つです。

  • 「沖縄らしさ」を追求する
  • 気候風土に合わせた住まい設計
  • 数十年後でも魅力のある空間を提案
  • ストーリーを感じる家づくり
  • お施主さんに寄り添った設計環境と体制

1つずつ解説していきます。

「沖縄らしさ」を追求する設計事務所

沖縄の自然や文化、そしてその土地に根付いた知恵を建築に活かす設計事務所—それが「匠才庵」です。

匠才庵の創業者である仲村渠さんは、建築を単なる機能の追求にとどめず、「沖縄とは何か」という深い問いを探求することにこだわりました。この姿勢は、仲村渠さんの師の建築家の影響が色濃く感じられます。

匠才庵のホームページにある「島ー見ぃらんなとーしが!」という言葉は、師が発した言葉で、沖縄の風土や文化の軽視を憂えています。

現在匠才庵は、仲村渠さんの意思を受け継ぎ、與那覇さんと落合さんの二人が代表を務めています。

匠才庵は「建築」を単に機能やコストの問題だけで考えていません。それを取り巻く沖縄の文化や気候風土まで意識した「沖縄らしい建築」を追求しています。

また、事務所名の頭にある「建築設計同人」とは、「同じ志の人」や「仲間」という意味を持ちます。

建築をチームワークの賜物と捉え、お施主さんだけではなく、施工者や工芸作家、関連業者とも密接に連携しながら、地域に根ざした建築を生み出し続けることが匠才庵の理念です。

気候風土に合わせた住まいづくり

匠才庵の設計哲学は、地域に根差し、気候風土に合わせた住まいをつくることです。

沖縄の気候風土は高温多湿で、住宅設計では台風や塩害等も考慮しなければならず、県外の建築とは異なる視点を持たなければなりません。

特に、気候風土に合わせた住まいをつくるうえで、沖縄の先人たちの知恵を活かすことは重要な要素になります。

例えば、匠才庵の住宅設計を見てみると、沖縄の伝統家屋で用いられる「ナー」が多く取り入れられています。

匠才庵の手掛けるナー

「ナー」とは、沖縄の方言で主に「中庭・広場」のこと。

日本語に翻訳すると「中庭」になりますが、沖縄の伝統家屋では ナーを単なる中庭としての役割だけではなく、外部と内部を繋げる「半外部空間」として活用してきました。

中庭と建物が繋がる開口部を大きく取ることで、外と内がゆるやかに繋がる設計になっているのがナーの大きな特徴の1つです。

外部と内部をゆるやかにつなげることで、蒸し暑い夏でもナーからの心地よい風が家の中全体に広がり、日照時間が少ない冬でもリビングやダイニングには日の光がめいっぱい入るようになります。

また、沖縄ではナーを「人々が集まり交流する空間」としても利用してきました。

地域のコミュニティの場や人との繋がりをつくる場としても、ナーは重要な役割を持っていたのです。

匠才庵では、そんな「ナー」を現代の建築と掛け合わせ住宅設計に活かしています。

現代の住宅でも「ナー」をつくることで、沖縄の気候風土に合った快適な暮らしが実現でき、友人を呼んでBBQをしたり、子どもやペットが遊んだりする場所としても活躍します。

ナーから生まれる交流

他にも、匠才庵では深い軒下空間の「あまはじ(雨端)」や公共空間とプライベート空間を穏やかに区切る「ひんぷん」、気化熱を利用して建物内部の温度を下げる赤瓦などにもヒントを得て、現代の住宅建築に活かしています。

さらに、匠才庵では琉球風水も考慮して空間づくりを行うこともあるため、複数の視点からその土地や環境に合った家づくりが可能です。

数十年後でも魅力のある空間づくり

匠才庵が手がける家は、長い時間を経てもなお機能や魅力を保つことを目指しています。

そのためには、将来の家族構成やライフスタイルの変化に対応できる設計が重要です。

たとえば、将来の二世帯住宅への改装を見据えた配管の設置や、将来的に壁を取り外せる構造を取り入れるなど、家の柔軟性を高める設計を心がけています。

また、自然素材や島材の使用も重要な要素です。

古くなるほど味わいを増す自然素材を積極的に取り入れることで、建物が時間とともに深みを増し、家族の思い出とともに育っていきます。

自然素材を多く取り入れた作品が多い

もちろん、数十年後も魅力のある建物をつくるには、機能面だけを重視すればいいわけではありません。

沖縄では先祖代々受け継がれてきた土地に家を建てることが多いので、その土地に建築する意味や地域性を深く考えることも求められます。

匠才庵では「ここにしかできない建築とは何か」という問いを常に探求し、地域に根ざした住まいを提案しています。

「建築は資産であり、時間とともに価値を増すもの」という考えのもと、家が数十年後も家族や地域にとって魅力的であるための工夫を凝らしています。

その地域と家族のストーリーを感じる家づくり

匠才庵の家づくりは、家族や土地のストーリーを大切にすることを重視しています。

たとえば、土地に生えていた樹木を可能な限り残し、やむを得ず伐採する場合でも家具やカウンターに再利用できないか考えます。

また、建て替えの際には古い瓦を廃棄せず砕いて土間に埋めたり、古石塀を踏み石に再利用したり、その土地の記憶を現在の家づくりに残す工夫を凝らしています。

石塀の再利用例

こうした作業には家主が参加することも多く、そこには「住まいは買うものではなく、つくるもの」という匠才庵の理念があります。

印象的なエピソードとしては、建て替えの際にもう使用していない昔ながらの井戸を埋めるのではなく、「守り神」として再生し、井戸水が使用できる場合は水盤に使用するなど、建物がその土地や地域と人々の歴史を反映するようにしています。

古井戸を残し建物の物語を紡ぐ存在に

匠才庵の住宅で採用される石積みの壁やひんぷんも家族のストーリーをかたち作る重要な要素です。

家主とともに石を積み上げたり、シーサーづくりをしたりすることで、家づくり自体が大切な記憶となり、住む人にとって特別な場所を生み出します。

「その家に住む子どもが大人になったときに、家をつくった過程やその土地の記憶が想い出せるようにしたい」

家主やコミュニティ一同で家づくりに携わる

家を単なる「建築物」ではなく、感情の拠り所となる空間として創出することが匠才庵の想いです。

「家族や地域がつながりを感じられる場所であり続けてほしい」という思いが、設計の随所に込められています。

お施主さんに寄り添える安心のお家づくり体制

匠才庵には、建築にかかるコストを明確に把握し、計算できる積算士が3名在籍しています。

積算士が在籍していることで、設計段階で詳細なコストコントロールを行うことが可能です。

例えば、建築費が予算をオーバーすることを防げたり、予算に合わせて最適なコスト削減方法を提案したりできます。

また、匠才庵では4名の女性建築家が在籍しているので、些細なことでも相談しやすいのが特徴です。

匠才庵の事務所にある打ち合わせスペースは、木の温もりを感じながら大きなテーブルを囲んで落ち着いて話せるようになっており、密度の高いコミュニケーションが行えるよう配慮されています。

事務所の打ち合わせスペース

「密度の高いコミュニケーションを通じて、設計段階から完成後まで、ずっと頼れる存在でありたい」との姿勢が、お施主さんからの高い信頼につながっています。

お施主さんが初めてのお家づくりでも安心して相談を進められる体制を整えているのは、匠才庵の大きなこだわりといえるでしょう。

建築設計同人 匠才庵に家づくりを依頼するときは

建築設計同人 匠才庵でお家づくりの相談をしたい方は、電話やメールで初回相談を予約しましょう。

初回相談では、家づくりの希望や家族構成、土地の状況などについてヒアリングを行います。

この初回相談は無料で受けられるので、お気軽にお問い合わせしてみてください。

打ち合わせを進めていければ、匠才庵が出すプランに加え、実際に自分のお家の模型やスケッチパース、平面詳細図などを作成してもらえるので、着工に入る前に頭の中で具体的で明確なお家のイメージができます。

匠才庵では、密度の高いコミュニケーションを心がけているので、最終的には理想に近い家を目指せます。

「家づくりは3回建てないと満足できない」という言葉がある一方、匠才庵では「1回で満足できる家づくり」を目指して、お施主さんと二人三脚でお家づくりを進めていくのが信念です。

また、匠才庵では初回の相談から住宅完成まで、一般的に約1年半の期間を見込んでいます。

この期間を聞くと「長い」と感じる方もいるかもしれませんが、この時間は、お施主さんが家づくりについてじっくり考え、見学会や打ち合わせを通じて意見を熟成させるための大切なプロセスです。

時間をかけることでお施主さんの中でも理想のお家のイメージが固まっていき、「こうすればよかった」という後悔をできるだけ少なくできます。

初めてのお家づくりが不安な方でも、安心して相談できる環境が整っている匠才庵へ、ぜひお気軽にご相談してみてください。

事務所TEL(お気軽にお問合せください)
098-933-3317
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